「ロータリーの友 11月号」を読んで

 「ロータリーの友」というのは、ロータリークラブで発行されている月刊の機関誌のことです。

昨日、私が所属する松江ロータリークラブの例会に出席した際、ロータリーの友11月の配布をいただきました。

今月のトップ記事的なものは、興南高校硬式野球部の我喜屋優監督が伊達ロータリークラブで講演をされた際の要旨でした。
興南高校野球部といえば、2010年の高校野球で春夏連覇を達成しましたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

我喜屋監督は、2007年に母校である興南高校の監督に就任されました。
その時の興南高校野球部の生徒さん達は、寮での食事は好きなものから食べて、嫌なものは残すので残飯だらけ。夜はいつまでも寝ないので朝が起きれない。整理整頓ができない、という状態だったそうです。 そこで、監督は、技術のことは諦めて、「まずは心から直していこう」と方針を決められたそうです。
 まず、私生活から直そうということで、朝の散歩から始めたそうです。散歩といえば、集団で歩くことが多いですが、それでは先頭の人は自分で目標を決めて歩きますが、2番目から後ろの人はただ連れられて歩くだけなので、五感を活性化しながら歩くことが薄れてきます。
 そこで、ばらばらに歩かせるようにし、それぞれが五感を通じて情報収集させるようにして、散歩後に1分間スピーチをさせたそうです。

 寮の食事では、作ってくれた人への感謝の気持ちを大切にし、好き嫌いなく全部食べ、皿の汚れはハケで落として洗い当番の人にきれいな状態で渡すように指導したそうです。皿を洗う仲間に対する気配りです。

 道もだらだらと歩かない。二列縦隊で歩き、狭い道で向こうから人が来たら一列になり、信号を渡る時は、もたもたしていると後ろの人が赤になって渡れなくなるので後ろの人の分まで気配りをするように指導しているそうです。また、地域との関係も大切にしたそうです。清掃活動からボールが外に出た時の対応や挨拶など徹底したそうです。地域との一体感を大切にし、勝った時にみんなに喜んでもらえる野球部を目指されたそうです。また、控え部員たちへの感謝、気配りも大切にされたそうです。

 このように、興南高校では、気配りや感謝の気持ち、思いやりなど心の豊かさを重視した中で春夏連覇という結果が出たそうです。

 非常に感銘を受けました。


 実は私は、司法試験受験時代に、高校野球の指導者としての修業のため、近畿のある公立強豪校の監督さんのもとでご指導を賜った時期がありました。その監督さんは、同じ県内に、紫のユニフォームのT高校と赤のユニフォームのT学園という私学の強豪2校がありながら、公立高校として果敢に立ち向かわれ、40数年に渡る指導で10回以上の甲子園出場を果たされました。
 その監督さんも、我喜屋監督と同じく、礼儀、気遣い、思いやりを大変重視され、「心の野球」を掲げておられました。

 私は、野球の指導技術などを教わりにいったはずが、人間教育、心の教育の大切さを学び、衝撃を受けました。 その時学んだことは、いまでも私の支えとなっております。
現在、私は、単なる弁護士というばかりでなく、法律事務所の経営者として、職員をまとめ上げながら社会に貢献できるよう活動をしております。

 私を含めて、職員共々「心の豊かさ」をもって日々の業務にあたっていきたいものです。

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もうすぐ山に雪が積もる季節ですね。残雪の写真ですけど。

「ロータリーの友 11月号」を読んで