経営者の心

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 弁護士になり、中小企業関連のお仕事をさせていただいていると、必然的に会社経営者の方々とお付き合いさせていただくことが多くなります。

 経営者の方々とお付き合いさせていただいていて感じるのは、儲かっている会社、元気のいい会社、安定感があり永続性のある会社の経営者の方々は、自分のことよりも会社や従業員を大事にしているということです。それから、崖っぷちからも這い上がるガッツ、情熱があることも共通しています。もちろん、当然のことながら経営感覚にも優れておられます。

 今日、ある優良企業の社長様とお話させていただく機会がありました。その方は、常に従業員を大切にし、自分よりも会社の利益を優先して考えておられました。意識して会社や従業員を大切にしようとしているというよりも、その社長様の思考がそのような過程を辿るよう社長様の脳に染み込んでいるように感じました。

 私の場合、盛和塾で稲盛塾長に学んでいるにもかかわらず、いつの間にか私利私欲、自分の都合で自分勝手に思考が回り、謙虚さはなく態度がデカかったりし、日々反省するばかりです。
 せいぜい言えるのは、司法試験で苦労した分、崖っぷちで大してビビらない、ガッツで勝負できることくらいでしょうか。
 稲盛塾長によると、人間の心は放っておくと私利私欲が前に出てくるので、常に心を耕して清らかな心でいるように心掛けなければなりません。 私も日々経営感覚を磨くとともに、自分の思考過程として従業員や会社のことを第一に考えるようになるよう心を耕していきたいものです。

 今日は素晴らしい社長様にお会いして経営者の心を再認識させていただく機会をいただきました。ありがとうございました。

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