九州出張①熊本地裁

 約2週間前は、北海道に出張しておりました。非常に収穫の多い北海道出張でした。

そして、今週は、25日から27日にかけて九州に出張でした。目的地は熊本と宮崎です。

まず、25日は熊本地方裁判所にて、証人尋問がありました(遠隔地の事件では、現在の裁判実務では電話会議を利用することによって裁判を進行させられますが、証人尋問は現地に赴かないといけません)。

 朝5時に家を出て、出雲空港にて依頼者様と合流し、車を一台にして広島に向かいました。そして、広島駅に車を置いて新幹線で熊本に向かいました。

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 私にとっては初めての九州新幹線でした。僅か1時間半ほどで熊本駅に到着です。

早く着き過ぎたのでホテルに荷物を置いて、証人尋問に向けて軽く事前の打合せをした後、お腹が空いたので昼食です。

熊本名物太平燕(タイピーエン)を食べようとのことで、ホテルで「美味しい店を」とのことで紹介してもらった全日空ホテルのレストランに行きました。

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ご覧の通り、タイピーエンは春雨を麺に使った熊本オンリーのラーメンです。これがあっさりしていて食べやすく、スープも薄味ながらコクがあり、大変美味しかったです。
早速「祝杯を」といきたかったところですが、大事な本番前ですので、ここは我慢でした(笑)。

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熊本地方裁判所の建物の一部です。無機質な松江の裁判所と違っていい感じでした。とはいえ、実際の法廷棟は松江と同じく無機質な建物でした(汗)。

さて、実際の証人尋問は、予定より少し早く終わり、依頼者様とほっとしながら、「一杯」というには早すぎましたので、裁判所近辺を散歩しようとのことで熊本城を散策しました。

お城の敷地がかなり広大で、結構いい感じの公園になっていました。

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そしてご覧の通り、天守閣を支える石垣がかなり立派で大きかったです。姫路城と比べると分が悪いですが、松江城よりもかなり巨大な石垣でした。
ただ、中に入ってみると天守閣はコンクリートの建物でした。昭和初期に天守閣が焼けたので、建て直したそうです。
 
 昔のままの木造の天守閣が残る松江城はスゴイってことですね。私が最近行ったお城で木造の天守閣が残っていたところといえば、松江城、姫路城、松山城あたりでしょうか。

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 さらにお城の横の資料館に入りました。写真は、江戸時代に、大事な発表がある時などに使用した大広間のものです。本丸御殿というそうです。
周りの方々は「わぁ~きれ~」と歓声が上がっていましたが、私と依頼者様とは、冷静に「これホンモノか?こんな綺麗な訳ないだろ」と話していました。係の方に訊いてみると、やはりこれは当時のものを再現したものでした。ってことは、出雲大社ってスゴイですね。それに、出雲大社の本殿や大山の大神山神社の天井の絵なんかは昔のまま残っていて、古代出雲の凄さとそれが現存していることの価値を実感しました。

こうしてみると、中海・宍道湖圏域は、観光資源豊富で歴史的価値のあるものが多数残っています。

米子から境港へは広大な土地がたくさんありますし、出雲平野もたくさん土地があります。本気になれば、米子・松江・出雲の中海・宍道湖圏域で人口100万人にするのも夢ではないような気がします。
 私は知事の講演を何度もきいたことがありますが、いつも決まって「産業創出」とおっしゃいます。だけど、何か具体的な策を提言される訳ではありません。太平洋プレートの活動がありますし、最近は日本海側に注目が集まっています。特に境港は、新潟港と並んで日本海側というか日本の玄関口として整備していけば、産業創出も可能ですし、米子松江出雲で(安来も合わせて)人口100万人も可能だと思います。

「産業創出」とだけ言うのでは何も実現できません。政策目標をはっきりと掲げて、腹を決めて事に取り組んでいかないと物事は動いていかないように思います。城を見学しながらそんな会話をしていました。

夜は楽しみにしていた馬料理専門店へいきました。依頼者様が、ピカイチだとおっしゃっていた店です。馬の大動脈に始まり、馬刺、背油、馬肉のステーキ、レバなど馬料理を満喫しました。
後で、熊本の弁護士さんにきくと、その店はツウがいく店で、観光客でその店に辿り着く人はそういないとか。私は幸運でしたね。ツイてます。ツイてます。

九州出張①熊本地裁