横浜出張 盛和塾世界大会に出席しました

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7月18日から19日にかけては、盛和塾世界大会に出席するため、横浜に出張しました。会場は例年通り、横浜コンベンションセンターでした。

私は平成21年に入塾しましたので、世界大会は今回で3回目となりました。

今年も経営体験発表は8人で、昨年は、盛和塾山陰の寿スピリッツ㈱の河越社長の経営体験発表があったこともありワクワク感がありましたが、今年は知った方が発表される訳ではないので、淡々としたものでした。

それでも、全国から集まった精鋭の方々の発表は、勉強になるものがたくさんありました。

例えば、北海道の根室と札幌で回転寿司を11店舗経営しておられる㈱はなまるの清水社長の発表は、事業拡大にあたっての注意点の示唆に富む内容でした。 清水社長は、根室で一号店を出されて以降、社長の理念を社員に伝え、丁寧に丁寧に社員教育をし、自分の意思や心の通った経営をされ、開業以来十数年で7店舗まで増やされました。しかし、清水社長は、もっと規模を大きくし、売上や利益を増やしたとの思いから、2年前に大手外食チェーンで勤務しておられた方を会社のナンバー2に据えて、僅か1年間で4店舗出店されました。さすがにこれで売上は増えたそうです。
 しかし、急激な店舗展開のため、全社員の内、入社1年以内の社員が4割を占めるようになり、社長の理念は社員に十分に伝わらず、社員からの不平不満が聞こえるようになり、社内に隙間風が吹いたそうです。そして、会社の大きな特徴・長所であった、「元気で明るい接客」がいつの間にか消えてしまっていたそうです。清水社長は、急激な店舗展開に社員教育が追い付かず、企業文化・風土が消えかけたことを大いに反省しておられました。

 私自身も、経営者として、事業拡大は望むところです。しかし、社内体制が整っていないのに、事業拡大をしても、かえってうちの評判が落ちるだけです。
 できれば、私のエキスを吸った私の分身に近い弁護士を、私の理念を理解しそれを実践できる弁護士やスタッフを育てた上での事業拡大をしなければ、組織は崩壊してしまいます。

 慎重になり過ぎてはいけませんが、急ぎ過ぎてもいけません。バランスが大切ですが、はやる気持ちを抑えつつ、社内体制の整備、社員教育をしっかりして、私のエキスを吸って、私の理念を理解しそれを実践できる集団・組織作りに励みたいと思います。

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横浜で食べた韓国風冷麺です。これが結構美味しかったです。

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