福井出張 中小企業関連団体との意見交換会

 GW明け初日は福井県に出張しました。

これまで何度もお知らせしている中小企業関連団体との意見交換会が開催され、私は日弁連の委員として出席いたしました。

 この意見交換会は、平成22年9月に熊本で開催されたのを皮切りに、青森、新潟、和歌山、米子、函館、沖縄ときて、今回の福井が8ヶ所目です。

 それにしても、島根から福井の移動は大して距離がないようで遠いです。日本海側同士の移動は不便ですね。
 車で米子道、中国道、名神(舞鶴道もありえる)、北陸道と約600キロを移動するか、公共交通機関なら、やくもで岡山、新幹線で京都、京都からサンダーバードってのが考えられますが、どちらも時間がかかり過ぎますし、疲れます。
 そこで考えたのが、米子空港から羽田、羽田から小松空港、小松からバスで福井市内へというルートでした。身体は楽だし時間も一番早いです。飛行機使用なのでお金は少々かかりますが今回は、マイレージを使ったので大してかかりませんでした。

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小松空港です。空港から歓迎してもらえました。

さて、本番の意見交換会ですが、私はいつも通り、島根の取組みを発表させていただきました。

続いて、本番の懇談会では、中小企業関連団体の方々から様々な意見が出ました。
主なものを挙げてみると、

・金融円滑化法が来年度末に切れる関係で、経営改善計画を大量に作成しなければならない。弁護士にも、経営改善計画の作成にかかわって欲しい。

・法律だけでなく、幅広く交渉事にかかわって欲しい。

・弁護士の特意分野、専門分野が分かるように、情報発信して欲しい。

・商工会の経営指導員の方が相談者を連れて弁護士事務所に行ったが、弁護士が忙しいのか何なのか、30分以上待っても弁護士が出て来なかったので、相談者の社長は怒って帰ってしまった。事務員さんから何らかの案内があってしかるべきであり、ほったらかしはよくない。

・弁護士への相談は弁護士事務所に呼びつけられる。出張相談して欲しい。

・売掛金の焦げ付きや社内での揉め事、訴訟問題などは、経営者としては、どちらかといえば、金融機関に隠しておきたい(金融機関の方の弁)。

・事業承継の悩みは多いが、弁護士よりも税理士、会計士へ相談する人が多い。

・数名の弁護士に、会員の法律相談を頼んでいるが、タイムリーなレスがない(中小企業関連団体)。

・経営支援については、弁護士よりもコンサルや中小企業診断士がやっていることが多い。弁護士には、法律のことだけでなく、もっと人間味、人情味のあることをやって欲しい。法律の理屈だけでなく、人情も込めて欲しい。

・弁護士には、法律だけでなく、その前のコンサルティング的なところからやって欲しい。

・弁護士にも、ビジネスセンスが必要。


等々でした。よく、地方の弁護士にありがちな意見として、自分達は商工会議所など中小企業関連団体とは定例法律相談など連携を結んでおり、これ以上どんな連携をするのか?中小企業関連業務を増やさなくてもよいのではないか?というのがあります。

しかし、中小企業関連団体の方々は、我々弁護士の仕事に決して満足している訳ではありません。むしろ不満を抱いています。そのあたりの不満に応えてくれる弁護士がいれば、その弁護士に乗り換えもするし、もし弁護士が役に立たなければ、役に立つ別の職種の方々に仕事を頼みます。
そこのところをしっかり認識しないと弁護士は世の中の動きから取り残されますし、それを認識している弁護士とそうでない弁護士とでは、将来はっきりと差が現れるでしょう。
私自身もそれを忘れずに日々の業務に取り組んで参りたいと思います。

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福井地方裁判所です。裁判所には見えません。素晴らしい建物ですね。

福井出張 中小企業関連団体との意見交換会