次世代へのバトンタッチ

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昨日、1月7日は、兵庫県の加古川市まで母方の叔母さんのお葬式に参列してきました。母方の叔母は昨年8月にも別の方が亡くなりました。私は、亡くなった二人の叔母には子供の頃から大変世話になり、母が亡くなった後も色々と気にかけてもらいました。また、当事務所開業の際も色々と協力してもらいました。最後に顔をみた時に、本当に亡くなったということを実感し、悲しくてなりませんでした。母とともに天国で仲良くやって欲しいなと思います。

悲しみも束の間。葬式が終わってすぐに山陰に帰らなければならず、雪の米子道を越えました。鳥取県西部の社長さんから事業承継の相談を受けていましたので、その会社まで出張相談に赴いたのです。今日は遺言書作成に関する打ち合わせでした。

遺言というとなんだか暗いイメージがあるのかも知れませんが、遺された者達が困らないため、会社が次の世代に受け継がれるため、自分の生きてきた証をどう残すか自分の意思を表明するために、非常に尊いものです。弁護士という仕事は、決して派手なものではありません。しかし人の人生の節目の大事な場面に関われることが多く、そういう意味では非常に責任が重いものであると感じております。

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ところで、ここのところ、山陰地方など、日本海側は寒波の影響で雪が降り続いています。松江も今朝は雪のため道路が渋滞し、ようやく辿りついた米子道は雪のためスタッドレスタイヤ規制でした。雪で白くなった道を走り、ようやく山陽側に出ると、加古川あたりは晴れていました。

「山陰」と「山陽」とはよく言ったもので、中国山地の北側と南側では冬場の気候が全く違います。大阪では、雪や冬場の雨とは無縁の生活を送っていたのに、松江に移り住んだ最初の年は、あまりの気候の違いに衝撃を受けました(北海道や東北だと覚悟はできていますが、大阪と同じ西日本ですから…)。空はどんよりしていて晴れることがなく、雪やあられやみぞれ、雨など、一日のうちに必ず空から何かが降ってきます。特に、私が松江に住んだ最初の年は雪が多かったようで、2日に一度は必ず車の雪かきをしてから出勤していました(その雪かきが楽しみでした)。「ここは雪国や」と感激しておりました。

そういう山陰・日本海側の天気が嫌いだという方をよく聞きますが、私は山陰の冬が大好きです。ウインタースポーツに、単純に雪遊び、さらに雪道の運転(危険ですが、雪の上を運転すると何だか興奮してしまいます。安全を期すためクワトロシステムの四輪駆動車を購入しました。)など、大阪では味わえない世界を楽しめますからね♪

但し、真冬の夜に、大阪と同じようにジョギングをしたら、道路が凍結していてすってんコロリンしてしまい、日本海側では冬に外を歩けないことを知った時はショックを受けましたがね(笑)

次世代へのバトンタッチ