和歌山出張 中小企業関連団体との意見交換会

 6月27日月曜日は、日弁連主催「中小企業関連団体との意見交換会 in和歌山」に出席するため和歌山市に出張しました。
 中小企業関連団体との意見交換会は、昨年度、熊本、青森、新潟で開催され、今年度はまず最初に和歌山で開催となりました。私も全国から5人程出席する日弁連の委員として毎回出席しております。
 ちなみに、7月11日月曜日は、中小企業関連団体との意見交換会が米子の皆生温泉で開催されることになっており、私が事務局長を務めております。いつもは招かれる側だったのが、米子では自分が取り仕切る側になるので、準備が大変です。

さて、今回の和歌山出張に際しては、6月26日の日曜日から大阪入りし、八尾の実家で泊まりました。
 そして翌日は朝から電車で和歌山に向かいました。

110627_1018

写真は、JR天王寺駅の15番ホームに入ってきた「特急くろしお」です。
天王寺駅の15番ホームは、基本的に奈良方面に行く大和路線のホームで、私は高校時代や司法試験受験時代に毎日使っていたホームです。たまに、関空快速や特急くろしおが15番ホームに停車し、今回は乗り慣れた大和路線ではなく、くろしお乗車となりました。
 
 特急くろしおは、確か、私が5歳か6歳の頃、南紀白浜への家族旅行の時に乗って以来、約30年ぶりの乗車となりました。当時の記憶としては、特急くろしおに乗るのが楽しみでたまらなかったのを覚えております。

110627_1019

  さて、約30年ぶりの乗車となった特急くろしおですが、車内は写真の通り、結構古い感じです。床が汚れていました。
 車体は最初の写真の通り、昔のJR特急電車のペンキを塗り替えただけのような雰囲気で、30年前のくろしおの雰囲気が残っており、これはこれで懐かしかったです。
 
それから乗り心地は…
左右に激しく揺れます。天王寺から和歌山の間は直線の線路なのですが、それでもかなり揺れました。まさしく振り子電車です。乗り心地は「特急やくも」とほぼ同じ感じだと思っていただけたら分かりやすいかと思います(笑)。やくもよりスピードが出てる分、余計に揺れを感じるのかも知れません。

 ようやく和歌山駅に到着し、駅前を見渡すと、高層ビルの具合が松江と同じくらいな感じでした。和歌山市の人口は37万人だそうですが、人口20万人弱の松江とほとんど同じように雰囲気でした。また、駅前にもかかわらず、誰も入居していないテナントビルがあり、地方経済の衰退ぶりを感じざるを得ませんでした。
 江戸時代は紀州徳川家の城下町として栄えた和歌山市ですが、新幹線などの交通の要衝から外れたことによる影響が大きいのかも知れません。
  打合せ会議を経て、午後1時からは、和歌山商工会議所で、中小企業関連団体との意見交換会の本番でした。
 これまでの新潟や青森と同様に白熱した議論が展開され、私も勉強になりました。
また、私もこれまでと同様に、島根県弁護士会の取組み紹介の発表をさせていただきました。何度やっても発表前は緊張するものです。場数を踏むことで自分の経験値が増していきますので、私は本当に恵まれた環境にあるのだとつくずく感じました。

 夜の懇親会では、いつもご一緒させていただいている日弁連の先生方、地元の弁護士の先生方、さらに地元の中小企業関連団体の方々などと交流の場を持たせていただき、毎回の楽しみになっております。また、商売のヒントをいただくこともあり、全てが私の肥しになっております。

110628_0013

 懇親会後は、地元の和歌山の弁護士の先生の案内の下、いつもお付き合いさせていただいている熊本の先生と和歌山ラーメンを食べに行きました。 まず最初に食べたのは丸高の中華そばです。写真の通り、正当派のラーメンです。豚骨醤油味のラーメンで、あっさりしつつも豚骨のコクがあり、非常に美味しかったです。和歌山ラーメンと言えば、丸高の中華そばが本家?のような扱いだそうです。

丸高に入った時点で既に夜中の12時をまわっていましたが、和歌山の先生の勧めもあり、さらにもう一軒行くことになりました。

 今度は和歌山ラーメンにとってはニューフェイスのマルイ(平仮名のいを○で囲ってありました)というお店です。丸高に比べて、料理人の方も若く、客層も学生さんくらいの方が多かったです。

110628_0038

ラーメンは、写真の通りネギがたくさんのっていました。
味は、丸高に比べて、スープがややこってりした豚骨醤油味でした。こちらも非常に美味しかったです。あっさり系の丸高に対して、ややこってり系のマルイという感じです。

 12時まわってラーメンを2杯食べたこともあって、今朝は胃が辛かったですが、とにかく松江への帰路についております。
 新潟の時もそうだったのですが、伊丹空港で待たされることが多く、現在は空港のラウンジでこのお知らせ欄をしたためております。
 そうこうするうちに、先ほど事務所から連絡がありました。
会社の経営が思わしくないようで、なんとかして、会社をたたむのではなく再生させたいとのことで今日中に相談にのって欲しい会社があるとのこと。
 事業再生のご相談は非常に燃えます。
島根県経済を活性化するために、微力ながら自分なりに頑張っていきたいと思います。

和歌山出張 中小企業関連団体との意見交換会