新潟出張 後半戦(本番) 中小企業関連機関・団体との意見交換会

 新潟からの帰りは、新潟空港から伊丹経由で出雲空港に帰ります。伊丹での待ち時間が3時間間弱とやたら長いので、只今ラウンジで寛いでおります。空港のラウンジに入るのは私は初めてで、仕事したりお茶したりと色々できますね。次回から羽田でも利用したいと思いました。

 さて、2月28日は新潟市内での中小企業関連機関・団体との意見交換会のため、再び上越新幹線に乗って新潟市内に移動しました。

 今回は熊本、青森からさらにパワーアップして約100名の参加者がありかなり盛大なものとなりました。地元の弁護士会の先生方に加え、商工会議所や商工会の経営指導員の方々など多数の方々にご来場いただきました。新潟の担当の先生は、熊本、青森とずっと参加されて新潟のために企画を温めてこられていましたので、その成果が出た形です。

 私は、10分程度のお時間を頂戴し、前回に引き続き島根県弁護士会の中小企業業務についての取り組みについてご報告させていただきました。
 前回の反省を踏まえ、今回は台本を作りそれを読み上げる形に切り替えました。やはりこれは正解だったようです。
 台本がないと、その場でしゃべることを考えながらしゃべるので、どうしても歯切れが悪くなってしまいます。「えー」というのも多くなってしまいます。
 台本があると、しゃべることを考えることに脳を使わなくても済むので、読むこと、しゃべることに神経を集中でき、聴いている側が聴きとりやすくなるようです。
 2時間の講演で台本を読み上げるのはどうかと思いますが、10分や15分の発表であれば台本読み上げ形式がいいように感じております。

 今回の意見交換会で感じたのは、熊本や青森では、地元の弁護士会が中小企業団体とあまりお付き合いをしてこられていなかったようですが、新潟ではそれなりに地域の商工会や商工会議所が地元の弁護士と交流をしてこられていることです。
 ただ、新潟の経営指導員の方々や弁護士の方々は、裁判の場合に弁護士の頼むのであって、裁判以外で弁護士を頼むことはあまりないと考えておられるようです。
 裁判じゃなくても、銀行との融資交渉や経営改善指導、事業再生、事業承継など弁護士が関わるべき法的課題はいくらでもあります。
 私は早くして独立しましたので、独立した当時、さして顧問先企業もなく、だけど何とか中小企業関連業務をしたいと思っていましたので、日弁連の委員会で「裁判外業務を弁護士がやっていこう」と旗振りをされていたことに対しすんなりと入っていけましたが、通常の勤務されている弁護士さんであれば、勤務される事務所にはそれなりに顧問先があって裁判もたくさんおありでしょうから、あまりピンときておられないのかもしれません。

 このあたり、土地柄もあるでしょうし、それぞれの置かれた環境も違うので、一慨には言えませんが、これからは、裁判以外のことも弁護士がサービスを提供していく時代が来ると私は思っておりますし、私は実際にそちらの方が業務としては多くなっております。
 
 私は、先行投資的なものを含めて出来る限り新たな領域を切り開き、これからの弁護士業務というものの先取りをしていきたいと思っております。きっと皆さまにご満足いただけるサービスを提供したいと思います。

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  写真は、越後湯沢の温泉街で発見した石川遼記念館です。そういえば、1月にスポーツニュースで、石川遼が新潟でクロスカントリーのトレーニングをしているシーンが放映されておりましたが、越後湯沢でやっていたのでしょうか。

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