ジュニアスポーツの育成と安全・安心フォーラム@高松に出席しました

みなさんこんばんは。

 先週の土日は、高松まで出張し、日本スポーツ少年団主催の「ジュニアスポーツの育成と安全・安心フォーラム」に出席してきました。

 このフォーラムは、毎年一回、首都圏とそれ以外を交互に会場にしながら開催されており、私のような日本スポーツ少年団のジュニアスポーツ法律アドバイザーに登録している弁護士や、現場のスポーツ指導者、体育協会の職員の方々などが集まり、ジュニアスポーツの振興と、安全で安心なスポーツ活動を実現するために、指導方法や指導理念について、法律的側面や、ときには心理的側面、医学的側面などからアプローチしていくものです。
私は、このフォーラムに毎年という訳にはいきませんが、3回に2回くらいの割合で出席させていただいており、勉強をさせていただいております。
 
 さて、土曜日の朝から山陰を出発です。
山陰は早朝から大雨です。次第に雨が止み、米子道に入ると、今度は路面が雨で濡れているばかりか、融雪剤捲きまくりのため、愛車が汚れまくりです(泣)。

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 ところが、中国山地を越えると、ほらこの通り。
空は真っ青です。しかも暖かい。
山陰にいると、12月に入るとゴルフをする気分が失せ、ホワイトリゾートな気分になりますが、瀬戸内のこの青い空をみると、ゴルフな気分が戻ってきます(笑)。

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会場となったJRホテルクレメント高松からの眺めです。
高松駅の真ん前にあるホテルですが、抜群の眺めです。荒々しい日本海と違い、瀬戸内の海は穏やかで美しいですね。まるで地中海のようです。

さて、フォーラムですが、午前中は、望月弁護士の「すぐれた選手・チームを育てるのに指導者には何が求められているのか -暴力に頼らない指導をめざして-」と題した基調講演でした。

望月先生のお話は、法律論を振りかざすのではなく、現場での認識を冷静に分析し、トップアスリートや指導者の言葉などを引用しながら、とても説得的なものでした。

指導の現場では、「チームを強くするには暴力が必要で、『暴力反対』というのは、強い選手やチームを育てたことがない素人の戯言で、ほとぼりが冷めるまでおとなしくて、また暴力を使って指導すればいい」という考えが本音のところにある方が多いと思います。

ではなぜ暴力がいけないのか。「暴力は犯罪で、人権侵害にもなる…」という弁護士的なことを言ってしまっては面白くありません。
望月先生のお話によると、罰は指導者の思い通りに選手が動いてくれるようになるというプラス面があるが、それは、絶対的服従関係の中で、選手に考えることを停止させ、指導者のロボットのような選手を作り上げ、指示待ちの選手を作ってしまうことにつながるとのことです。



 これって、子育てにも直結していませんか?

親の思いに応えようと、必死で練習に励み、小中学校レベルでは好成績を収めたが、それ以上のレベルになり、思春期を迎え「自分はなぜこの競技に取組んでいるのか。自分はこの競技が好きなのか。」と考え始め、燃え尽きてしまったり、競技に集中できなくなる選手もいます。

 暴力に頼り、指導者や親の思いに絶対服従でスポーツや人生に取組む子ども達は、どこかで伸び悩んでしまいます。
 これに対して選手が自ら燃えて(自分が頑張りたいという自発性・自燃性)、心に火をつける指導だと、選手自ら考えてプレーするようになり、自分で自分をプロデュース(創造)する力を身につけることができます。
 こんな子育てができれば、自分の子供はかなりの大物になりそうな気がしますね(親バカを込めて)。
 最近は、「暴力がダメなのは分かった。だけど、子どもの心に火をつける指導ってどうするんだ?自分はそこが分からなくて苦労しているんだ。」という方も多いと思います。

 午後のパネルディスカッション(バレーボール男子元日本代表監督の植田辰哉氏や大学のスポーツ心理学の先生などがパネリストでした)でのお話を総合すると、まずは、スポーツや勉強そのものが楽しいと思ってもらえるように導くことが必要になるそうです。スポーツや勉強そのものの内発的動機づけとして、その活動自体が楽しい、向上・上達することが楽しい、競争することが楽しい、交友・友好が楽しいといったことから、子ども達に興味をもってもらうことが必要になります。
 また、教師と生徒という主従関係ではなく、共に勝利を目指すチームメートだという意識を確認することも有効になるそうです。
 さらには、星稜高校野球部元監督の山下智茂氏によると、伝説なった箕島星稜延長18回の死闘の際、相手ベンチにいた箕島高校の亡尾藤公監督の「尾藤スマイル」をみて、「待つ、信じる、許す」ということを覚えたそうです。

 ここまでくると、目指すべき指導者像・子育て像がなんとなく分かってきた気がします。



ただ、これを知識として受け取っただけではうまくいくはずがありません。心で感じないといけません。指導者や親である私たちの心にビンビン響いて、私たちが心をもっともっと磨いて、人間性を高めていかないといけないと思いました。
このようなことは経営者として会社を経営していく人間にとっても相通じるものがあると思います。人を指導したり、導いたりする人間は人間性を常に常に磨いていくことが大切であると感じます。仮に、経営者じゃなくて、サラリーマンだという方でも、親である以上子供を導いていかないといけません。親として、経営者として、人生の指導者として常に心を磨いていかなければならないことを痛感させていただきました。

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生醤油うどんとぶっかけうどんとの食べ比べです。右がぶっかけです。
違いが分かったのは、麺が冷たい生醤油うどんの方が麺にコシがあり、他方でぶっかけうどんの方がダシに甘みがあることくらいでした(笑)。
どちらも美味しかったですが、人間の舌ってファジーなものですね。

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